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かどの立たない円満退職の手順とは?

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転職先が決まったら、今の企業に対して退職の意志を伝え、退職の準備が始まります。この退職交渉では、ちょっとしたタイミングや相手への配慮が、スムーズに事が進むかこじれるかの分かれ道になります。

次の職場に気持ちよく転職するためにも、円満退職を目指し、退職のマナーを押えておきましょう。

円満退職のためには最初のタイミングが重要

ドラマや漫画などでは、退職を決意して辞表を上司に渡すシーンなどもありますが、実際には退職が決まったからといって、すぐに辞表や退職願などの書面を上司に渡すわけではありません

書面を書く前に、会社を辞める意志を上司に伝えるのが一般的な手順です。

そしてこの時に重要なのが、「辞める意志を伝えるタイミング」です。「こんな時に辞めるのかよ!」「こんな時に言い出すのかよ」というタイミングだと、どんなに退職理由が致し方ないものであっても、上司の心証が悪くなり、円満退職も難しくなります。

忙しい時期よりも、業務が落ち着いている時期のほうが、上司も落ち着いて話を聞くことができます。退職の意志を伝えるタイミングは、後任を探す時間も考え、少なくとも退職したい期日の23ヶ月前、繁忙期やプロジェクトが佳境に入っているなどの時期を避けて、業務が一段落ついたときを見計らいましょう。

「いつも忙しい」というような状況の職場でも、上司ができる限り時間の余裕のありそうなタイミングを見つけてください。

直属の上司に面談の時間を取ってもらう

退職の意志を伝える際には、「ちょっとお時間いいでしょうか」「お話しがあるのですが」と声をかけ、落ち着いて話せるよう、会議室などに移動して個室で話をしましょう

忙しく、あまりデスクにいないような上司であれば、空いているスケジュールを確認しておき、

「ご相談がありまして、●月×日の10時から1015分ほどお時間いただきたいのですが、よろしいでしょうか。」

などとメールでアポイントをとっておきます。

退職の意志を面と向かって伝えるのは、とても勇気が必要です。そのためかメールやLINE、ファックスなどで辞意を伝える例も最近ではあるようですが、大事なことはきちんと対面で伝えるのが、社会人としての礼儀でもあり、マナーでもあります。それを欠くと、円満退職が遠くなってしまいますので、対面できちんと伝えるようにしましょう。

かどの立たない退職理由の伝え方のコツ

タイミングを押えたら、次に気をつけたいのが退職の意志の伝え方です。かどを立てずに円満退職するには、伝え方に3つの大原則がありますので、確認しておきましょう。

①理由は前向きに、ネガティブな発言はNG

退職理由は様々な伝え方がありますが、「やりたいことがある(見つけた)から退職したい」という構成にするのが基本です。

本音では、「人間関係がよくなかった」「評価に不満があった」「仕事がつまらなかった」「社風が合わなかった」など様々な思いがあるかもしれませんが、円満退職のためには、ネガティブな退職理由は心の中にしまっておきましょう

➁できる限り嘘はつかない

  • 「家庭の事情で・・・」
  • 「結婚するので・・・」
  • 「子供ができたので・・・」
  • 「親の介護で・・・」
  • 「体調を崩したので…」

などのプライベートな事情に関わる退職理由は、「それじゃあ仕方ないか」と思ってもらいやすいものです。職場によっては、嘘でもつかない限り、なかなか辞められないという状況もあるため、円満退職のために嘘の退職理由をつくのも確かに1つの手段ではあります。

ただ、嘘の退職理由はどこかでバレる可能性がありますし、「結婚する」という嘘に結婚祝いをもらってしまう、「親の介護」といったら逆に心配されてしまう・・・なんてことも。

同じ地元や業界に転職する場合、どこかで遭遇する可能性は低くありません。その時に気まずい思いをしなくて済むように、「前向きな理由を伝えても、辞めさせてくれそうもない」という状況でもない限り、嘘の事情を伝えるのは控えましょう。

➂退職の意志をはっきりと

丁寧に話すつもりで、「●月末で辞めたいと思っているのですが…」と語尾を濁して伝えると、たとえ退職の意志が固くても、相手は「『辞めたいと思っている』程度であれば、まだ引き留められるのではないか?説得の余地があるのではないか?」と思ってしまい、強い引き留めが始まる可能性があります。

次の転職先が決まっている場合、引き留めにあって退職時期がずれ込むと今度は転職先に迷惑がかかってしまいますので、「●月末で辞めさせていただきたいのですが」と退職の意志をはっきりと伝えましょう

ちょっとした差ですが、「辞めたいと思っているのですが」と「辞めさせていただきたいのですが」には、大きな差があります。退職交渉がこじれないためにも、この差はしっかり意識してください。

引継ぎや取引先への挨拶回りをきちんと

退職の意志を伝え、退職届けが受理されたら、退職日まで引継ぎや取引先の挨拶回りなどの準備を進めます。

特に引継ぎは、後任者ができる限りスムーズに業務に取り掛かれるように、資料やマニュアル、データなどを誰にでもわかりやすい形でまとめておきましょう。

お世話になった職場に感謝の気持ちを忘れずに

最終日には、社内でお世話になった人への挨拶も欠かせません。

繰り返しになりますが、同じ地元や業界で転職する場合、次にどこでどんな形でご縁があるかわかりません。また何かの機会にお世話になることも考えられますし、連絡を取る機会もあるかもしれません。そのときに気持ちよく再会できるよう、今までお世話になった感謝の気持ちを伝えておきましょう。

円満に気持ちよく退職できれば、新しいキャリアも気持ちよくスタートできます。「立つ鳥跡を濁さず」の気持ちで、最後まで気遣いを忘れないようにしてください。

ライター紹介

小松紀子

http://r09.jp/

株式会社アールナイン

一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会

1997年国際基督教大学教養学部卒業。

大手人材紹介会社で人事、経営企画、キャリアアドバイザーを経験。在職中、転職希望者へのサービス向上プロジェクトや、ナレッジマネジメントプロジェクトなど多くの全社プロジェクトに参画する

現在は株式会社アールナインの広報及び一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会の広報を担当しながら、中小企業への就職・転職促進を目的とした情報サイト「信州人キャリアナビ」にて数多くの経営者・キャリアインタビューを通じ、地方中小企業の情報発信、採用支援を手掛けている。

アールナイン:http://r09.jp

国際キャリア・コンサルティング協会:http://icca-japan.or.jp


株式会社アールナイン

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