名大社が伝える転職者向けメディア
POWERED BY 名大社
採用担当者向けはこちら
採用担当者向けはこちら

品質管理職への転職~求められるスキルと対策とは?

Share on FacebookShare on Google+Tweet about this on TwitterShare on LinkedIn

大手メーカーによる品質データ改ざん問題が相次いで報道される今、企業に対する信用やブランドイメージを大きく左右する業務として品質管理職の重要度が増してきています。

管理体制の強化に各社が急ぐ一方で、団塊世代の引退などで人材が不足しているため、品質管理職の求人が増加。厚生労働省が発表している20181月の有効求人倍率をみても、製品検査の担当者のうち、「金属」は2.36倍、「金属を除く」は2.55倍、「機械検査」も2.22倍と、さかのぼって比較できる123月の調査以来、最高値となった201712月とほぼ同水準を維持しています。

企業からのニーズが高まる品質管理職について、転職の傾向と対策を確認しておきましょう。

品質管理職に求められるスキル ①経験者の場合

品質管理職の仕事には、業務に関する知識や実務能力に加えて、品質を維持するための責任感や、リスクを見極めてその解決策考える能力、非製造部門など他部門との調整力が必要です。また、品質の良さを広報や宣伝に積極的に活用することもできるため、品質管理職には「品質改善をわかりやすく伝える能力」も求められるようになってきています。

さらに、これからの品質管理はトレーサビリティやオンライン監視などのニーズが高まることが予想されますので、関連する経験を持っている場合にはアピールポイントとなるでしょう。

品質管理職に求められるスキル ②未経験者の場合

品質管理は、製品の品質が規定を満たしているか、何度も社内試験・検査を実施して数値分析を行って確認するだけでなく、予算にあった方法で品質を維持した製品を生産する製造工程を提案するなどの役割も担います。そのためには、現場における作業やシステムを把握したうえで、問題点を見つけなければなりません。

製品に関連するベースとなる技術知識、論理的な思考力はもちろん、統計的な知識も必要であることから、理系のバックグラウンドと親和性が高いため、「理系出身者優遇」として未経験者を募集している求人も増えています。

しかし人手不足感が高まるなか、中小企業のなかには「文理問わず」として募集をしている求人もあります。「品質管理職にキャリアチェンジしたい」と真剣な思いがあり、企業規模を問わずにチャレンジする意欲があれば、思い切ってチャレンジしてみるとよいでしょう。

品質管理職への転職の対策 ①経験者の場合

得意分野を明確に

経験者の場合は、担当した製品名や業務を明確に記載するだけでなく、自分の得意分野(JIS規格、HACCPISO9000ISO9001FSSC22000の知識やQC検定2級など)をアピールしていきましょう。

また、異業界への転職を考えていて、それが大学時代の研究分野と深く関係するような場合には、大学時代の研究内容も自己PRなどでアピールするとよいでしょう。

職務経歴書では、担当してきた業界や製品の特徴に加え、今までの業務で組織のなかで自分はどんな役割を果たしてきたのかを明確にし、品質管理として新たな工程や管理手法、新規企画などの立案経験があれば、その内容や成果なども具体的にまとめられると、より魅力的な職務経歴書になります。

トラブル対応力・コミュニケーション力もアピールを

品質管理職ではトラブルが起きたときにトラブルを素早くまとめ、的確に分析し、報告することが求められます。そのような経験がある場合には、トラブルやクレームに対応するためにとった行動やその理由、工夫したことやその成果などを具体的にアピールしましょう。

その際に、他部署と連携・交渉した経験があれば、品質管理職としての調整力・交渉力をアピールできる絶好のエピソードになりますので、ぜひ記載してください。

こうした内容がわかりやすくまとめられていれば、職務経歴書が「コミュニケーション力がある」ことを示す何よりもの証拠となります。コミュニケーション力をアピールする機会にもなりますので、異業界の人や、技術系のバックグラウンドのない人事採用担当者がみてもわかりやすいように、伝え方に工夫をしてみてください。

マネジメント経験は貴重!

さらに、30代以上の場合には、基本的な知識や業務経験に加えて、マネジメント経験も求められるようになります。

管理職の場合は、何人の部下をどのようにマネジメントしてきたのかを、また管理職ではなくても、主任やリーダー職として若手社員の育成やマネジメントに携わってきた場合にはその経験もアピールしましょう。

同業種だけでなく異業種もチャレンジを

品質管理職の採用ニーズは高まっていますが、企業の品質に関わる重要なポジションのため、採用基準が大きく下がっているわけではありません。

そのため、採用においては「今までに扱っていた製品が自社製品と近いか」「即戦力として、今までの経験や知識をそのまま活かせるか」が重視されることもあり、一般的には、同業種か今までと近い業種のほうが転職はしやすく、待遇アップなども期待しやすいといえます。

しかし、人手不足感が高まる一方で、品質管理職の経験者が転職市場に占める割合は非常に少ないため、以前に比べると企業も異業種からの転職を受け入れるようになっています。ですので、もし興味がある業種があれば、チャレンジしてみるとよいでしょう。

品質管理職への転職の対策 ②未経験者の場合

理系出身者や、同業種出身者など、希望する求人に対し経験や知識の親和性があれば、その分だけ転職成功の可能性はアップします。

ただし、品質管理は企業の製品の質を文字通り「管理」し、評判や信頼を左右する重要な業務であるため、未経験であれば高いポテンシャルや、真剣に学んでスキルや知識を身につけていこうとする姿勢が求められます。

未経験から挑戦する場合には、なぜ品質管理の仕事をしたいのか、真剣な思いが伝わるように志望動機をしっかり考えていきましょう。

ライター紹介

小松紀子

http://r09.jp/

株式会社アールナイン

一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会

1997年国際基督教大学教養学部卒業。


大手人材紹介会社で人事、経営企画、キャリアアドバイザーを経験。在職中、転職希望者へのサービス向上プロジェクトや、ナレッジマネジメントプロジェクトなど多くの全社プロジェクトに参画する


現在は株式会社アールナインの広報及び一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会の広報を担当しながら、中小企業への就職・転職促進を目的とした情報サイト「信州人キャリアナビ」にて数多くの経営者・キャリアインタビューを通じ、地方中小企業の情報発信、採用支援を手掛けている。


アールナイン:http://r09.jp

国際キャリア・コンサルティング協会:http://icca-japan.or.jp


株式会社アールナイン

関連記事

総務職への転職求められるスキルと対策とは

総務職への転職求められるスキルと対策とは

30代の転職で成功をつかむための方法とは?

30代の転職で成功をつかむための方法とは?

Uターン転職活動をスムーズに進める方法とは?

Uターン転職活動をスムーズに進める方法とは?

名大社が主催する東海地区の転職イベント情報です。
ジモト東海地区に根ざした企業が多数出展しますので、
ぜひご来場ください。

名大社が主催する東海地区の転職イベント情報です。
ジモト東海地区に根ざした企業が多数出展いたします。ぜひご来場ください。