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【業界研究シリーズ】物流業界へのジモト転職に向けて

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業界未経験や職種未経験でもチャレンジしやすく、実際に未経験からの転職者も多い物流業界。最近では大手運輸会社のドライバーの働き方が問題になったこともあり、「労働環境がキツそう」というイメージがありますが、それだけのイメージで転職先の選択肢から外してしまうのは、もったいないかもしれません。

ここで物流業界の現状や、物流業界に転職するメリットを確認しておきましょう。

物流業界とは?

物流業界には

  1. 陸運会社(ヤマト運輸や、佐川急便、日本郵便などの運輸・運送会社)
  2. 海運会社(日本郵船や商船三井など、海運業をメインにしている会社)
  3. 空運会社(日本航空や全日空など、空運業をメインにしている会社)
  4. 倉庫会社(三菱倉庫や住友倉庫など、運送業も行っていることも多い)

があります。しかし、現在は多くの企業が3PL(サードパーティ・ロジスティックス:荷主の物流部門に代わって、物流業界の企業がトータルに物流関連業務を請け負うこと)を収益基盤としているので、ある程度の規模がある企業では、どの企業も他社との業務提携によってすべての分野をカバーしていることがほとんどです。

物流業界で目にすることが多いのは1の陸運会社の求人で、ジモト転職する場合には全国に展開する企業の支店・支社か、地域密着で事業を行う会社かになります。ベンチャー企業のような新規参入もほとんどなく、後者の場合は創業数十年と地域に根差し、堅実な事業運営を行っている会社が多いのも特長です。

物流業界の「今」と「今後の展望」

では物流業界の「今」と「今後の展望」を、個人向けの市場と法人向けの市場という視点からみてみましょう。

個人向けの市場では、今、EC市場規模は右肩上がりで伸びており、2017年における日本の消費者向けEC市場規模は前年比9.1%増の165,054億円です。このEC市場規模の成長を支えているのが物流業界ですので、ネット通販の浸透と拡大により、人口減少とはいえ今後も伸びていくことが予想されます。

個人向けの通販配送は伸びていますが、法人向けの市場では、人口減少、メーカーの生産拠点の海外進出などで需要が頭打ちになる懸念も

さらに「ブラック企業」と働き方の問題がクローズアップされてしまった物流業界は、激務の印象が強いため、特にドライバー職は若い世代に人気がなく、高齢化が進み、人手不足という深刻な問題に直面しています。

この問題は物流業界の事業モデル上、なかなか簡単には解決できません。というのも、物流業界は料金以外の差別化が難しく、利益を上げるためにも「いかにローコストで運営するか?」というコストカットをしていくしかない、薄利の事業モデルだからです。そのため待遇を改善し、人件費をあげれば利益を圧縮して事業運営を苦しめ、それを避けるために配送費に反映すれば企業としての競争力が低下してしまいます。

経済活動と個人の豊かな生活を根底で支えながらも、多くの課題が山積みしている。それが現在の物流業界ではないかと思います。

物流業界にジモト転職するメリット

物流業界への転職で多い求人は、直接部門であるドライバー職か、運行管理などを行う間接部門です。

直接部門であるドライバー職は、荷物を積み終日トラックを運転して荷物を倉庫や港、消費者に届けることが仕事のため、体力は必要ですが、運転免許さえあれば、応募できるケースがほとんど。業界経験や職種経験も不問のことが多く、他の職種でいわれるような「コミュニケーション能力」が必要とされる仕事でもありません。そのため、職場の人間関係に疲れてストレスで体調を崩して会社を辞めてしまった人、職場でのコミュニケーションが苦手で短期間で職場を転々としていた人が、物流業界に転職して長く勤められている…ということも。

毎日、荷物の配送なのでマンネリ化の懸念はありますが、基本的に業務は1人で行うので、職場の人間関係に煩わされることが少ないのはドライバー職の大きなメリット。「運転が好き」という方はもちろん、「職場の人間関係が嫌」という方にとっても、やりやすい仕事かもしれません。

そして間接部門には、法人顧客を開拓する営業職や、配送管理、物流事務全般などの職種などがありますが、こちらは働き方も他の企業の間接部門と基本的には変わらず、さらに業界未経験や職種未経験で応募できることもしばしば。

転職希望者に人気がある業界というわけではないので、その意味では間接部門や事務職への転職を考えている方にとっては、ライバルが比較的少ないなかで希望の転職を叶えられる可能性が高いというメリットも考えられます。

物流業界のなかでも、ハローワークや無料の求人情報誌だけでなく、転職フェアなどに出展している企業は、財務基盤が安定した堅実な経営を行う優良企業のケースが多いので、一度足を運んでみるといいでしょう。

物流業界へのジモト転職を成功させるには?

前述のように、物流業界は専門性を必要としない求人も多く、異業種や異職種からの転職がしやすい業界です。真面目に働く意欲や、長期的に安定して働きたいという意欲をきちんと伝えられれば、ジモト転職を成功させるのはそれほど難しくはないでしょう。

また、ドライバー職の労働環境の改善に対する意識は高まってきてはいますが、現場ではまだまだハードな業務であることは否めませんので、希望する場合には体力が基本になります。応募する際にはその点もアピールできるとよいかもしれません。

どの職種であっても、「なぜ物流業界なのか?」という「他の業界ではなく物流業界を選ぶ理由」は、転職活動を成功させるためにも、物流業界でやりがいを感じながら働き続けるためにも、とても大切です。経済活動や人々の豊かな暮らしを根底で支える物流業界で働くことに対する、自分ならではの「働きがい」を見つけておきましょう。

ライター紹介

小松紀子

http://r09.jp/

株式会社アールナイン

一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会

1997年国際基督教大学教養学部卒業。

大手人材紹介会社で人事、経営企画、キャリアアドバイザーを経験。在職中、転職希望者へのサービス向上プロジェクトや、ナレッジマネジメントプロジェクトなど多くの全社プロジェクトに参画する

現在は株式会社アールナインの広報及び一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会の広報を担当しながら、中小企業への就職・転職促進を目的とした情報サイト「信州人キャリアナビ」にて数多くの経営者・キャリアインタビューを通じ、地方中小企業の情報発信、採用支援を手掛けている。

アールナイン:http://r09.jp

国際キャリア・コンサルティング協会:http://icca-japan.or.jp


株式会社アールナイン

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